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世界遺産知床

知床

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日本の世界遺産L 知床



知床(2005年 自然遺産登録)
冬、北海道の北東端、知床の海を覆いつくす流氷。一緒に運ばれてくる栄養分はプランクトンを養い、知床の海を豊かにします。その豊かさは、アザラシなどの海獣類、海鳥やオオワシなど鳥類、海に生きる命がつながる糧となります。回遊して海の豊かさを体一杯に蓄えたサケの仲間は、ふるさとの川に遡上し、そこで山の生き物の餌となり、死体は土に返り知床の森を豊かにします。生きるものと死んで行くもの、海と山の栄養の循環。この命の輪(食物連鎖)が知床の価値を高めています

知床には、シマフクロウや知床スミレといった絶滅危惧種や希少な動植物が分布しています。ヒグマやエゾシカ、トドやアザラシなどの大型哺乳類も高密度で生息しています。また、オジロワシやケイマフリなど、国際的に希少な海鳥が繁殖するとともに、オオワシのような渡り鳥にとっても重要な地域です。海から高山までそろった知床の多様な環境が、多様な生息環境と餌資源を提供していることが生物多様性を支えています。

主な観光ポイントは次の通りです。
知床五胡
原生林に囲まれた大小五つの湖を散策する一周3kmのコースがあります。晴れて穏やかな日には、湖面に美しく知床連山が浮かび上がります。ヒグマの出没状況により閉鎖になる場合があります。

知床峠
斜里町ウトロと羅臼町を結ぶ知床横断道路(国道334号)の頂上、知床連山の尾根筋にあたる標高738mの峠。好天時には間近に見える羅臼岳やハイマツの樹海、遠く北方領土国後島を望めます。

フレペの滝
知床連山に降った雪や雨が地下に浸透し、垂直に切り立った約100mの断崖から水が流れ落ちています。滝を見る展望台へと続く、片道1kmの遊歩道があります。 別名「乙女の涙」。

オシンコシンの滝オシンコシンの滝
滝の中腹まで設けられた階段から、落差約50mの断崖を豪快に流れ落ちるオシンコシンの水しぶきを間近に体感できます。国道334号線沿い。駐車場・トイレ・売店があり、気軽に立ち寄ることができます。

プユニ岬
夕陽や流氷の定番ビューポイント。知床国立公園の斜里側の入り口ウトロの町から知床自然センターへ向かう国道344号線上にあります。

夕陽台
ウトロ温泉街にある知床国設野営場の一角にあります。ウトロ港とオロンコ岩、三角岩のバックに、広い海原に沈んでゆく夕陽を静かに楽しむことができます。

オロンコ岩オロンコ岩
ウトロ港の奥に鎮座する高さ約60mの巨石。急な階段を上りきると平らな台地になっており、広い海岸線や青く岩礁が透き通る海の風景が望めます。

知床自然センター
インフォメーションカウンターでは、ビジター向けに知床の自然について様々な情報提供をしています。センター内にある、高さ12m、幅20mの大型スクリーンの大型映像展示「ダイナビジョン」では、大空を羽ばたくワシの目になって知床の自然を空から見ることが出来る映像「四季知床」を上映しています。

知床博物館
知床の自然のほか、地理・歴史・産業にわたる幅広い展示が行われています。知床の過去を振り返り、今を理解するための資料が満載。知床に足を踏み入れる前にここを訪れれば、目の前に広がる知床を見る目が変わるはず。博物館の敷地内には野外観察園が設置され、怪我や病気のために保護されているエゾシカやオオワシ、オジロワシを観察することができます。
おーろら2号
知床観光船「おーろら」「おーろら2」
立ち入ることが出来ない知床岬を、船の上から見ることができます。

(参考文献:知床自然センターホームーページ)



東京からの行き方(一例)
東京国際(羽田)空港→(航空機)→女満別空港→(斜里バス)→ウトロ温泉
所要時間:約4時間


※バスの本数が少ないので、要確認。




知床 羅臼岳▲知床 羅臼岳


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