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日本の世界遺産F 原爆ドーム原爆ドーム(1996年 文化遺産登録) 原爆ドームの名称で知られているこの廃墟は、元来は地上3階・地下1階の煉瓦造りの構造の中央に、地上5階建て・高さ25mのドーム部がある建造物でした。1915年4月5日に竣工、同年8月5日、広島県物産陳列館として開館され、美術展覧会や博覧会会場としても利用されました。同館はチェコ人の建築家ヤン・レッツェルによって設計され、ネオ・バロック的な骨格にゼツェッション風の細部装飾を持つ混成様式の建物でした。 第二次世界大戦末期、1945年8月6日午前8時15分(投下が15分で、爆発は16分ともいわれる)、原爆ドームの南東上空580mの地点で人類史上初の原子爆弾リトルボーイが爆発しました。 原爆炸裂後、建物は0.2秒で凄まじい熱線で包まれ、0.8秒後衝撃波に近い猛烈な爆風が襲い、1秒もかからない内に瞬間的に崩壊したと推定されています。3階建ての本体部分はほぼ全壊しましたが、中央のドーム部分は全壊を免れ外壁を中心に残りました。 そして、いつからともなく「原爆ドーム」と呼ばれるようになり、核兵器の廃絶と恒久平和の大切さを世界へ訴えるシンボルとなっています。 平成8年12月に世界文化遺産として登録されました。 原爆ドームのすぐ西には、原爆投下の目標になったともいわれるT字型の相生橋がかかり、南には元安川をはさんで広島平和記念公園が広がっています。 (参考文献:「原爆ドーム」及び「広島市」ホームページ) 東京からの行き方(一例) 東京駅→(新幹線)→広島駅→(広電)→原爆ドーム前 所要時間:約4時間30分 |
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