日本の世界遺産21
「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群
宗像・沖ノ島(2017年 文化遺産登録)
福岡県の宗像市及び福津市内にある宗像三女神を祀る宗像大社信仰や、大宮司家宗像氏にまつわる史跡・文化財を対象とするもので、自然崇拝を元とする固有の信仰・祭祀が4世紀以来現代まで継承されている点などが評価され、日本の21番目の世界遺産として登録されました。具体的には、以下の場所が対象となっています。
沖ノ島 ※通常島には入れません
活発な対外交流を背景とする4〜9世紀の古代祭祀遺跡が禁忌と共に現代まで守り伝えられた「神宿る島」と呼ばれる島です。「宗像神社境内」として島全体が御神体で国の史跡に指定、「沖ノ島原始林」が国の天然記念物に指定されています。また「福岡県宗像大社沖津宮祭祀遺跡出土品・伝福岡県宗像大社沖津宮祭祀遺跡出土品」として約8万点の出土品が国宝に指定されており、「海の正倉院」とも呼ばれています。島の手前にある小屋島・御門柱・天狗岩の三つの岩礁は鳥居の役割を果たしているとし、付帯施設として記載されました。
宗像大社中津宮と御嶽山祭祀遺跡(御嶽神社)
沖ノ島から展開した7〜9世紀の古代祭祀遺跡を起源とする九州本土における信仰の場です。「宗像神社境内」として国の史跡に指定、本殿は福岡県の有形文化財に指定されています。御嶽神社裏で確認された御嶽山祭祀遺跡は沖ノ島と同時期の露天祭祀遺構です。御嶽神社に至る登山道は九州オルレにも指定されています。
沖津宮遥拝所
通常渡島できない沖ノ島を遥拝するという生きた伝統を伝える施設です。「宗像神社境内」として国の史跡に指定されています。
宗像大社辺津宮
沖ノ島から展開した7〜9世紀の古代祭祀遺跡を起源とする九州本土における信仰の場です。「宗像神社境内」として国の史跡に指定、本殿及び拝殿は国の重要文化財に指定されています。境内背後にある高宮祭場の地中にある下高宮祭祀遺跡は沖ノ島および御嶽山祭祀遺跡同様の露天祭祀遺構です。
新原・奴山古墳群 ※古墳内には入れません
宗像大宮司を務めた宗像氏に関わる古墳とされ「津屋崎古墳群」の一部となっています。国の史跡に指定されています。
東京からの宗像大社への行き方(一例)
東京国際(羽田)空港→(航空機)→福岡空港→(地下鉄)→博多駅→(JR)→東郷駅→(バス)→宗像大社前 徒歩5分
所要時間:約4時間
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▲沖ノ島
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