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琉球王国のグスクと関連遺産群 |
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日本の世界遺産J 琉球王国のグスク及び関連遺産群琉球王国のグスクと関連遺産群(2000年 文化遺産登録) 琉球王国のグスク及び関連遺産群は、グスクなどの琉球王国の史跡群を総称した名称で、沖縄本島の主に南部に点在しています。世界遺産に登録されたのは、以下のものです。 今帰仁城跡(なきじんじょうあと) 座喜味城跡(ざきみじょうあと) 勝連城跡(かつれんじょうあと) 中城城跡(なかぐすくじょうあと) 首里城跡(しゅりじょうあと) 園比屋武御嶽石門(そのひゃんうたきいしもん) 玉陵(たまうどぅん) 識名園(しきなえん) 斎場御嶽(せいふぁうたき) 「グスク」とは、沖縄で聖所、城塞を指すことばです。グシクともいい、一般に「城」の字をあてますが、その外観、ありさまというのは、日本本土のいわゆる「城」(しろ)と比べて、ずいぶん趣を異にしています。北は奄美地方から南は宮古、八重山地方に至る琉球弧の島々に200以上分布するといわれています。現存するグスクの多くは、石積みや城壁に象徴されるたたずまいの中に古い時代の琉球を宿しています。 貝塚時代を経て、12世紀以後、琉球は農耕社会をつくり はじめます。農耕用の鉄器が生産され、穀物栽培が普及していったといわれます。この時代が「グスク時代」と呼ばれています。グスク時代は、食糧の備蓄も可能になり、人口も増加に転じ、人々の暮らしも安定していったと考えられています。琉球の各地には按司(あじ、または、あんじ)と称される地方豪族が台頭しはじめ、覇権を争いました。そうした抗争と離合集散の末、沖縄本島を中心に強大な按司の勢力がつくられます。いわゆる「三山時代」の到来でした。各地の按司たちは、自らの勢力維持と、抗争に備えて城塞を築いていました。これがグスクのはじまりだとも言われます。整然とした石積みがほどこされ、城塞と呼ぶにふさわしいものがあり、また、小さな拝所や、風葬に使われた場所をかかえるものもあり、さまざまです。現在でも、グスクの意味と役割をめぐって議論はつづいています。 「首里城」は、那覇市の東部にあり、那覇一円を見下ろすことのできる標高120〜130メートルの丘陵地にあります。抜群の眺望と、豊富な水量に恵まれ、築城にあたっては、好条件を備えていたと思われる県下最大規模のグスクです。 外郭には歓会門(かんかいもん)、久慶門(きゅうけいもん)、木曳門(こびきもん)、継世門(けいせいもん)の4つの石造アーチ門を有しています。 内部には、瑞泉門(ずいせんもん)、漏刻門(ろうこくもん)、広福門(こうふくもん)、奉神門(ほうしんもん)、右掖門(うえきもん)、左掖門(さえきもん)、淑順門(しゅくじゅんもん)、美福門(びふくもん)、白銀門(はくぎんもん)の9つの門を持っており、これらの門を高さ6〜10メートルの切石で積み上げた石垣で連ねていました。 城内には、沖縄最大の木造建築とされる正殿をはじめ、冊封使(さっぽうし)の歓待に使われた北殿、薩摩役人をもてなした南殿が建っていました。他にも、書院、世添御殿(よそえうどぅん)、世誇殿(よほこりでん)、二階御殿(にーけーうどぅん)、系図座、料理座など、琉球王国の中枢を担う諸施設が並び建つ空間でした。 城郭の外側には、歓会門から外に向かって臨むと、綾門大通(あやじょううふみち)が伸び、第一坊門の中山門(ちゅうざんもん)、第二坊門の守礼門(しゅれいもん)が建っていました。そして、城の北側には、園比屋武御嶽石門(そのひゃん うたきいしもん)、円覚寺(えんかくじ)、弁財天堂(べざいてんどう)、円鑑池(えんかんち)、龍潭(りゅうたん)など、琉球建築の粋とも言うべき遺産が建ち並んでいたのでした。 (参考文献:沖縄県ホームーページ) 東京からの首里城への行き方(一例) 東京国際(羽田)空港→(航空機)→那覇空港→(ゆいレール)→首里駅 首里駅より徒歩約12分 所要時間:約4時間30分 |
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