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日本の考古資料ここでは、国宝の中の「考古資料」についてご紹介します。 考古学的に重要な日本の考古資料には、縄文時代から平安時代にかけて、国宝に指定されています。 その中から、いくつかご紹介します。 縄文時代(約16,500年前〜3,000年前) 縄文土器は、今から約1万3,000年前、 日本で初めてつくられた土器です。 この日本最古のやきものは、土器の表面に 縄目の文様が装飾されていたことから、 縄文(紋)土器と呼ばれ、世界の原始土器のなかでも 優れた造形性をもったやきものと言われています。 また、考古学の年代測定法のひとつである 放射性炭素(C14)年代測定法では、 世界最古の土器とも言われています。 この時代、他には祭祀に使用したと思われる 土偶も出土しています。 (右:火焔型土器 笹山遺跡 新潟県十日町市博物館蔵) 弥生時代(紀元前10世紀頃〜3世紀中頃) 弥生時代になると、土器は簡素な形態で、 装飾もシンプルなものに変わります。 また、釣鐘型の青銅器である、銅鐸(どうたく)が つくられるようになります。銅鐸は、紀元前2世紀から 約400年間つくられ、祭祀に使用されました。 大きさは12pの小さなものから1mを超すものまで 様々です。 (右:袈裟襷文銅鐸 東京国立博物館蔵) 古墳時代(3世紀中頃〜7世紀末) 古墳時代は、前方後円墳と呼ばれる古墳が 全国でたくさん造られて時代で、そうした古墳から 様々な出土品が発掘されています。 この時代に特徴的な埴輪は、粘土でつくられた像で、 人物の他、馬などの動物、武具、家などもあります。 首長の葬送儀礼に用いられたという説や、 生前の祭政の様子を表しているという説があります。 その他、鏡、鉄剣なども出土しています。 (右:埴輪「挂甲の武人」 東京国立博物館蔵) 飛鳥・奈良時代(6世紀後半〜794年:古墳時代と一部重なる) 仏教が伝来したため、仏教関連の資料が多くなります。 仏足石は、仏像の代わりに(お釈迦さまがお亡くなりになって、約3〜400年間は仏さまを形に現わすのは勿体ないとの考えたあった)、仏さまの足跡を石に彫ったものです。 鎮壇具は、寺院を建立する際に、地鎮のために埋納される品々です。金、銀、真珠、水晶、琥珀、瑠璃、瑪瑙などの七宝と鏡鑑、刀剣など除魔の呪術的効果があると信じられるものが埋められました。 (右:興福寺金堂鎮壇具 東京国立博物館) 平安時代(794年〜1192年)〜中世 この時代は、中国(唐)の文化が渡来し、禅宗文化が流行すると 同時に、自国の文化を見直す動きもありました。 国宝に指定されている資料の多くは、経塚からの出土品です。 経塚とは、経典が土中に埋納された遺跡のことです。 経典は、主に紙に写経されたものでしたが、粘土板や銅版、 礫石、瓦、貝殻などが用いられることもありました。 経典は容器として金属製の経筒に納められ、経筒には銘文が 彫られました。 (右:伊予国奈良原山経塚出土品 銅宝塔 今治市近代美術館蔵) その他、中国の銅鏡など、国外からのものも国宝に指定されています。 |
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