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日本の歴史資料 |
遣欧使節・琉球国王 |
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日本の歴史資料ここでは、国宝の中の「歴史資料」についてご紹介します。 この分類の国宝指定は歴史が浅く、2000年に最初の指定物件ができたばかりで、まだ国宝指定は2件しかありません。 慶長遣欧使節関係資料(仙台市博物館蔵) 慶長遣欧使節とは、伊達政宗がメキシコとの通商及びローマよりの宣教師招聘を目的とし、家臣支倉常長以下十数名を欧州に派遣したものです。船には多数の宣教師のほか約180人が乗船し、慶長18年(1613)9月、月の浦より出帆し、7年後の元和6年(1620)8月帰朝しました。だが通商、宣教師招聘についての確答は得られず、また滞欧中、幕府はすでにキリスト教を禁止していたため、所期の目的は達せられませんでした。この資料は伊達家及び仙台藩切支丹改所に伝来したもので、すべて常長が持帰ったものです。 琉球国王尚家関係資料(那覇市歴史博物館) 沖縄県はかつて琉球王国として独自の国家を形成していました。尚家による琉球王国は1406年に在位した初代国王、尚思紹王(しょう ししょうおう)から、1879年の19代尚泰王(しょう たいおう)の時代まで続きました。現在の那覇市は、首里城を中心に、王国時代の歴史が今も息づいています。 尚家関係資料は、工芸品である王装束、その他の衣裳、金銀器、漆器、陶器、刀剣などから成っています。 (下:王冠(ぎょくかん) 明の皇帝から贈られたもの) |
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