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フランス留学

フランス留学



フランス留学



フランス留学をする際に検討すべき事柄について考えてみたいと思います。


◆留学の目的◆

留学というと英語圏が圧倒的に多い中、フランス留学しようとする人は、
目的がはっきりしていることが多いように思います。
ファッションの勉強、料理や菓子作りの勉強、バレエや音楽留学。
こういう人は、都市も学校もすでに決めていることでしょう。

いろいろと迷うことが多いのは、語学留学だと思います。

◆パリか地方都市か◆

モンマルトル 語学留学の場合は、
 どこにでも留学できる反面、
 パリが良いのか、地方都市が良いのか
 迷うところかと思います。
 
 とにかく語学の習得が一番という人は、
 地方の日本人が少ない場所に行き、
 日本語を完全にシャットアウトするというのも
 一つの考え方です。

地方都市の方が、物価は安い(特にアパート家賃やホームステイなどの宿泊費)し、
パリに比べて一般的に人々が親切ということもあります。ただ、長期留学の場合、
観光要素の少ない場所では飽きてしまうということもあるでしょう。

パリの場合は、物価は高いし、日本人が多いし、スリも多いし、というマイナス点はありますが、
歴史的建築物や美術館の宝庫であり、観光も楽しみたい人にはお勧めです。

それから、日本人同士の付き合いは、語学習得にとってはマイナスかも知れませんが、
知らない土地で苦労しながら一緒に頑張っている仲間の存在は心強いものです。

アパートやアルバイト、生活情報の相談ができるのもありがたいです。
私も、パリで仲良くしていた日本人が沢山います。
そして、彼ら彼女らの多くと、今でも交流があり、会う度に思い出話に花が咲きます。
異国で芽生えた友情は貴重なものだと思います。


◆ホームステイとアパート暮らし◆

ホームステイは当たり外れが多いです。フランス人家庭(イメージ)
ホームステイを望む人は、
家族と交流したい、
家庭内で生のフランス語に触れたい、
と希望されていると思います。

もちろん、本当に家族のように接してくれる
家庭もありますが、
単なる下宿屋もあります。

いずれにしても、プロテスタント的ボランティア精神で留学生を受け入れるアメリカと違って、
フランスのホームステイはビジネスとしてやっている家庭が多いので、注意が必要です。

朝食と夕食付きが原則ですが、ちゃんとした食事を出してくれて
家族みんなで食卓を囲む家庭もあれば、
夕食は一人でトマト1つだけだったという嘘のような話も聞いたことがあります。

洗濯機を使わせてもらえるか、冷蔵庫に私物を入れてよいか、電話を使わせてもらえるか、
家庭によって様々です。中心地から遠い家になってしまうと、通学も大変です。

語学学校に入学するのであれば、多くの場合学校がホームステイ先を斡旋してくれます。
問題があれば、学校に言って変えてもらうこともできますが、
フランス語があまり話せない内は、問題点を明確に指摘して
変えてもらうことも容易ではありません。

かといって、フランスに到着してすぐにアパート暮らしをするのも簡単ではありません。
出発前に日本でインターネット等で探すこともできますが、
やはり現地で物件を見てから決めるべきだし、
地図上だけでなくどんな所に立地しているのか(治安の問題、
周りに生活に必要な店があるか、通学に便利か等々)も重要です。

また、電気、ガス、水道などの契約がどうなっているかとかも要チェックです。
水まわりは問題が多いので入居してすぐに修理屋を呼ばなければならない、
なんていうこともあります。

いろいろ考えると、最初はホームステイをしながら、
アパートを探すというのが一番いいと思います。
もちろん、ホームステイ先が気にいれば、ずっと滞在しても良いでしょう。




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