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フランスの美術館 |
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フランス美術〜美術館の楽しみ〜◆作家毎の美術館◆ フランス美術の流れを追っていくのも興味深いですが、 個人の芸術家の美術館に行けば、その画家の作品をたっぷり鑑賞することができます。 私が好きなのは、ロダン美術館。 ロダンというと『考える人』や『地獄の門』など、 ごつごつした作品をつくる彫刻家というイメージを 持っていましたが、この美術館を見て 印象ががらっと変わりました。 『接吻』(写真)に代表される、 愛に満ち溢れた優しい作品を沢山制作していたのです。 弟子のカミーユ・クローデルとの恋物語などを知ると、 ますますロダンは興味深い作家に思えてきます。 彫刻で言えば、ブールデル美術館もお勧めです。 オルセー美術館で初めて彼の作品を見ましたが、 『弓を引くヘラクレス』に代表される 素朴で力強い作品が彼の持ち味だと思います。 画家では、ピカソ美術館が作品が充実しています。 青の時代から晩年に至る年代毎に展示されています。 ギュスタヴ・モロー美術館は、幻想的な作品とともに、彼自身が暮らしていた建物も 魅力です。中には螺旋階段もあって、個人の邸宅で静かに美術鑑賞をする雰囲気です。 ◆建物を味わう◆ もちろん展示してある美術品も重要ですが、フランスの美術館では建物も味わいましょう。 というのは、もともと美術館として建てられたのではないものが多く、 以前の建物の雰囲気が味わえるからです。 代表的なのはルーブル美術館。何といってもかつての王宮だったところです。 美術品と共に、天井の華麗な装飾にも目を向けてみましょう。 また、20世紀後半に発掘された、中世のルーブルの要塞跡も、見学することができます。 オルセー美術館は、1900年のパリ万博のために 建てられた駅舎です。(写真) 明かりが入るガラス張りの天井や 大きな時計もそのままです。 駅舎はまた、ホテル機能も備えていました。 見逃してしまいがちですが、 当時の華麗なレストランも今も利用できるし、 舞踏会ホールも展示室として利用されています。 ポンピドゥーセンターは1977年建造の 新しい建物ですが、奇抜な外観も見学しましょう。 古いパリの街に似合わない外観は、 開館当時かなりの非難を浴びましたが、 今ではすっかりパリの名所となっています。 1900年に万博会場として建てられたプティ・パレや、 モネの睡蓮を展示するために特別展示室がつくられたオランジュリー美術館なども 魅力ある美術館です。 先ほどご紹介した、ロダン美術館やピカソ美術館は かつての貴族の館を利用していますので、ここでもぜひ建物鑑賞もお忘れなく。 ◆カルト・ミュゼ◆ パリには、カルト・ミュゼと呼ばれる美術館共通入場券があります。 美術館だけでなく、凱旋門などにも入れるので、 駆け足でパリの名所や有名な美術作品だけを巡りたい人には、 とってもお得でお勧めです。 ただ、本当に一つ一つの美術館をしっかり見学したい人には、割高になることもあります。 ルーブルやオルセーは、ゆっくり見ようと思ったら終日いても足りないのですから (でも、ルーブル全部を見るのに1ケ月かかるというのはオーバーです。 確か全ての作品を1分づつ見た場合という計算だったと思います)。 また、ほとんどの美術館では企画展も別料金になります。 旅行計画と合わせて、個々の入場券を買った場合とどちらが得か、 計算してから買いましょう。 |
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