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フランスの語学学校

フランスの語学学校編




私の留学生活〜語学学校編〜



私の場合は、フランス美術や文化に興味を持って留学を決めたので、
最初からパリしか頭にありませんでした。初めてのフランスです。
ルーブル美術館、オルセー美術館、
ピカソやロダンなどの一人の芸術家の作品にしぼった美術館、
またギマール設計の地下鉄の入口が随所にあるパリの街並み、
考えただけでもワクワクしました。


フランス語学学校

1年間の留学生活の内、最初の4ケ月は語学学校に入りました。

語学学校の授業風景 
 アコール Accord という大きな学校です。
 初日のテストでクラス分けされ、
 午前中は会話を中心とした
 フランス語の授業。

 シャンソンを歌ったり、
 ラジオや新聞を教材に使ったり、
 街角でインタビューしたり、
 グループに分かれて寸劇を作ったりと、
 実践的で面白い授業が多かったです。

午後は、日によって文法の授業だったり、週に1回遠足もありました。
遠足は、マレ地区やモンマルトル、歴史的なカフェでお茶を飲む、なんていうのもありました。
また、特別に予約しないと入れないパリ市役所なども含まれていました。

必ず事前に課題が与えられ、その地を訪問しながら回答していくので、
ガイドブックを眺めながら観光するより、ずっと深くその地を知ることができました。

日本人も多かったですが、同じ時期に到着した日本人が多かったので、
みんなで遊んだり情報交換したりしていました。
その当時の友達とは、今でも仲良くしています。


◆ホームステイ◆

宿泊先は、語学学校から紹介された家庭でホームステイしました。
家賃は2食付で、当時(1998年)の為替レートで月約80,000円。
私の場合は良い家庭に当たったと思います。

ジュルダン周辺場所は、パリ東部20区、
地下鉄のJourdainという駅の近くです。
中華街Bellevilleの奥、下町のような雰囲気で
活気のある地域です。

ステイ先はビジネスでやっている家庭で、
常に3〜4人の留学生を泊めています。
アパルトマンの7階で、見晴らしもいいのですが、
エレベータが故障すると悲惨でした。

マダムも働いていて、夜7時半に帰宅して8時から夕食。
ですから、ほとんど冷凍食品に少し手を加えた夕食となります。
でも、チーズだけは毎日3種類出て、ワインも飲ませてもらえました。

日曜日には少し凝った料理を作ってくれることもありました。
朝は皆家を出る時間が違うので、好き勝手にパンやシリアルを食べていました。

週に2日ほどお手伝いさんが来て、掃除洗濯をしてくれたので、とっても楽でした。
電話は使う度に記録して、月毎にまとめて精算していました。

家族(夫婦と高校生の息子)は誰一人としてまともな英語が話せません。
フランス人は英語を知っていても話さないのではなく、本当に話せないんだなと
実感しました。学校で英語を習っている高校生の息子だって話せないんですから。

最初の内は、簡単なフランス語も聞き取れずに苦労しました。
食事時も、家族で話が始まってしまうと会話についていけず、
黙っていることが多かったです。でも、生のフランス人の会話を聞け、
それが少しずつ理解できるようになってきた喜びはありました。

同じ家に他にも留学生がいたというのも良かったです。
同じ国から2人は受け入れないというのが原則でしたので、
共通語は自然とフランス語です(つい英語で話してしまうこともありましたが)。

映画やイベントに一緒に行ったりもして、楽しく過ごせました。
私個人としては、ホームステイはとっても良い体験だったと思っています。




ルーブル美術館
▲ルーブル美術館


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