コート・ダ・ジュール

コート・ダ・ジュールの観光

コート・ダ・ジュールの観光

南フランスに行ったら、プロヴァンスと共に外せないのが
コート・ダ・ジュール（紺碧海岸）です。
多くの画家を惹きつけた、青い海が陽光に輝く地はフランス人のみならず、
世界中の人達の憧れのリゾート地です。



◆ニース◆

コート・ダ・ジュール の中心の街はニースです。
弧を描き、どこまでも続いていく海岸線はとても美しいです。

ただ、海岸は砂浜ではなく砂利なので、海水浴するにはあまり良い場所とは言えません。


　海岸沿いには
　プロムナード・デザングレという
　通りが続いていますので、
　のんびりと散歩し、疲れたら
　海の見えるカフェで
　休憩するのがいいでしょう。
　



ニースでは、下記のような美術館を訪れたり、
またニースを拠点に周辺の街を訪れるのもよいでしょう。


◆画家のアトリエや美術館巡り◆

ニースには、シャガール美術館やマティス美術館があります。
シャガールと言えば幻想的な夢の世界を描いた絵の印象が強いですが、
ここに展示してあるものは宗教画が中心。
印象的な鮮やかな青色で聖書の世界が描かれています。
ステンドグラスをゆっくり鑑賞できる部屋もあります。

その他、コート・ダ・ジュールには画家のアトリエやゆかりの美術館が沢山あります。
アンティーブでピカソが滞在したグリマルディ城はピカソ美術館になっています。
また、カーニュにはルノワールのアトリエがあります。


◆モナコ◆

モナコは人口3万人、
世界第2の小さな国ですが、
様々な顔を持った国です。

独立した国ですが、
入国審査は不要です。
崖の上に建つモナコヴィル地区では、
衛兵交替式も行われる大公宮殿や、
かつての王妃グレース・ケリーが眠る
大聖堂などが見所です。

大公宮殿から見下ろす街並みも絶景です。
モンテカルロ地区には豪華ホテルやカジノがあり、
モナコの社交界といった雰囲気の場所です。

その他、車に興味のある人は、F１グランプリのコースを辿ってみるのも面白いでしょう。


◆鷲の巣村◆

　海に面していながら、起伏の多いコート・ダ・ジュール地方。
　丘の上の鷲の巣村も魅力的です。
　敵の侵入を防ぐために、
　わざわざ不便な丘の上に村を築いたのですが、
　今では観光客を魅了しています。

　私の一番のお勧めは、エズ。
　国鉄のニース駅からだと30分以上急坂を
　上ることになり、かなり息が切れますが、
　上からの景色は本当に息を呑むという表現がピッタリです。

　真下に小さく見える街と、青い海のコントラストは
　感動的です。もう一つの魅力は、入り組んだ旧市街です。
石畳の静かな村を歩いているとタイムスリップしたような感覚を味わえます。

歩いていて楽しいのは、サン・ポール・ド・ヴァンスです。観光客で賑わっていますが、ギャラリーや可愛らしいショップが多く、石畳の旧市街を歩きつつ、店をのぞいていると、あっという間に時が過ぎてしまいます。