フランスのホテル

フランスのホテル

フランスのホテル

フランスのホテルはピンからキリまであります。
自分がどんな旅をしたいかによって、 ホテルを選ぶ基準も変わってくるでしょう。


◆星の数◆

星の分類では、１つ星から4つ星、
そして最高級は4つ星デラックス（★★★★Ｌと表示）です。
これは、フランス政府観光局の基準によるものです。

ただし、星の数は設備の有無や面積などの客観的なデータだけでの判断なので、
本当に快適かどうかは必ずしも星の数に比例しません。

また、ヨーロピアンタイプのホテルとアメリカンタイプのホテルの違いも重要です。
快適に寝泊りすることが目的であれば、
アメリカンタイプのホテルを利用するのがよいでしょう。

　
　ヨーロピアンタイプは
　古い（歴史ある）建物を利用しているものが多く、
　部屋の広さや調度品などが部屋によって
　違うことがよくありますが、
　雰囲気を楽しむにはよいでしょう。




いずれにしても、旅行へ行く前に予約をするのであれば、
ガイドブックやインターネットの口コミ情報などを見るといいでしょう。

私もよく利用している、お勧めサイトをひとつご紹介します。
「アップルワールド」というサイトで、都市ごとに複数のホテルを料金順に検索でき、
口コミ情報も豊富です。
海外ホテル料金比較＆予約

また、何都市か移動するツアーでしたら、経済的なホテルを中心として、
一番最後に豪華ホテルに泊まってみるというのも旅の変化をつける上でよいと思います。


◆現地で決める◆

パリの中心部であれば、
徒歩圏内にいくつもホテルがありますので、
直接ホテルに行って予約をするのもよいでしょう。
フロントに言えば、
たいてい部屋を見せてくれますので、
見てから選べば間違いありません。

それに、そのときのフロントの対応によって、
気持ちのよいサービスが受けられるかどうかも
想像がつきます。
面倒くさそうに案内されたら、部屋が良くても止めた方がいいでしょう。

ただ、この方法にも問題はあります。
フェアの時期などで混雑が予想される場合には、
なかなか部屋が見つからずに苦労することがあります。
また、荷物を持ち歩かなければならないこと、
それに安宿だと英語が通じないこともあります。


◆超親切な安宿の思い出◆

安宿でも、どんな豪華なホテルよりも心に残る出会いもあります。
フランスではなくてスペインの例で申し訳ありませんが、
マドリッドの1泊3000円くらいの安宿、Hostal Barrera
（泊まったのは1998年、今でもあるでしょうか？）では、
感動体験を味わいました。

ビルのワンフロアを利用した家族経営の小さなホテルですが、
宿泊したのはクリスマスイブの日でした。
夜食事に行こうとフロントで鍵を預けようとしたらオーナーの娘が、
「今日はクリスマスで、この辺の食堂は全部閉まってます。
良かったら我が家でパーティーをやるから来ませんか？」と誘ってくれました。

親戚一同が集まるクリスマスのディナーでしたので、
日本人の私が参加しているのは場違いのような感じがしましたが、
なぜか皆親切に話しかけてくれました。

翌日は、夜行列車での移動日。チェックアウトすると、
「この辺は夜危険だから駅まで送っていってやる」、と今度はお父さんが
親切にも一緒に付いてきてくれました。
今まで泊まった宿の中でも、一番心に残る思い出の宿です。