Japanese English

イル・ド・フランス

イル・ド・フランスの観光



イル・ド・フランスの観光



イル・ド・フランスとは「フランスの島」という意味。
セーヌ河やオワーズ河などに囲まれて点在する、パリ周辺の街々のことです。


◆ヴェルサイユ◆

パリから近いところでは、ヴェルサイユ宮殿のあるヴェルサイユがあります。
鏡の間に代表されるブルボン王朝の栄華を物語る華やかな宮殿は
ぜひ見ておきたいところですが、宮殿と共に庭園も必見です。

自然の景観を生かした庭園をイギリス式庭園といいますが、幾何学模様を描くように
設計された庭園をフランス式庭園と呼びます。ヴェルサイユ宮殿の庭は、
このフランス式庭園の典型です。幾何学模様を描くように刈りそろえられた庭の木々、
バロック式の彫刻で装飾された噴水、どこまでも続くような大運河。

それと合わせて、少し遠いのですが、時間があったらぜひ訪ねてほしいのが、
ル・アモー(村里)です。

ル・アモー
 ここでは自然な田舎の雰囲気が
 感じられます。
 マリー・アントワネットが好んだ場所
 といわれていますが、
 これでもかという装飾に彩られた
 宮殿や宮殿周辺の庭に疲れたとき、
 すごくほっとして優しい気持ちになれる
 一角です。



◆シャルトル◆

ガラス美術館で働いていた私としては、ステンドグラスが有名な大聖堂のある
シャルトルは外せません。フランス最古ともいえる13世紀のステンドグラスが
窓に嵌められていますが、古さを感じさせないほど鮮やかな青色を見ることができます。

シャルトル大聖堂夏期には、夜になると街のあちこちで
ライトアップが行われます。夏場は日が長いので、
どうしても夜10時半頃からのスタートとなります。

ライトアップはもちろん
フランスの至るところで行われていますが、
ここのライトアップの面白ろさは、
宗教音楽に合わせて色が
変化していくことです。

圧巻はやはり大聖堂の正面の壁に映し出されるものですが、
数秒おきに少しずつ色が足されていき、まるで浮世絵の色版を刷り重ねていくように、
徐々に絵が完成していきます。最後には、シャルトル大聖堂で一番有名な
聖母子のステンドグラスの絵柄ができあがります。2007年の5月に見ましたが、
残念なのは見ている人が30人ほどしかいなかったこと。

最近は、ルーアン大聖堂でも同じようなライトアップが行われているようです。


◆画家ゆかりの街々◆

イル・ド・フランスは、印象派ゆかりの地には事欠きません。
オヴェール・シュル・オワーズではゴッホが描いた教会や麦畑が
そのまま残っていることに感激しました。

オヴェールの教会ゴッホの教会

モレ・シュル・ロワンはシスレーが描いた小さな街ですが、
ロワン河沿いに見る大聖堂はとっても絵になる景色です。
とっても静かな街で、中心部には中世の雰囲気が残っています。

バルビゾンは、ミレーらバルビゾン派の画家達が暮らしながら、
農村の生活を描いた場所です。街の中心は観光化されて、車や人が多く、
雰囲気はありませんが、少し街を離れると
『落穂拾い』や『晩鐘』に登場する一面の麦畑が広がっています。


◆シャンティイ◆

シャンティイ駅からシャンティイ城まで30分ほど歩きますが、
途中の緑に囲まれた遊歩道や、競馬場(コースの上を歩けます)を通っていくと
あっという間に到着です。

シャンティイ城は中が美術館になっており、ルネッサンスのラファエロの作品や
『ベリー公のいとも豪華なる時当祷書』(これは複製画のみです)など
貴重な作品が見られますので、美術ファンにはお勧めです。
美術に興味が薄くても、前面の池に浮かぶように建つ城の外観だけでも
見る価値はあります。




ヴェルサイユ宮殿
▲ヴェルサイユ宮殿


フランスを旅しよう!〜top〜

旅行の計画

パリ

イル・ド・フランス

アルザス・ロレーヌ地方

プロヴァンス地方

コート・ダ・ジュール

ノルマンディ

フランスのホテル

フランス留学

私の留学生活〜語学学校編〜

私の留学生活〜ソルボンヌ編〜

フランス美術〜パリ3大美術館〜

フランス美術〜美術館の楽しみ〜

クラシックからシャンソン

フランスの映画事情

フランス人の日常生活

フランス人の食文化

フランスのおみやげ



リンク集・相互リンクについて

プロフィール


(毎月更新!)
  海外旅行ワンポイントアドバイス

Copyright(C) フランスを旅しよう All Rights Reserved