病気の名前:病名辞典


低血圧症とは?☆低血圧症


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 病気はいつ罹ってしまうかわかりません。
 身体の不調を感じたとき、それがどんな病気である可能性があるのか、知っておくことは重要です。
 単なる風邪だと思っていたら、重病だったということは往々にしてあるものです。
 そこで、身体の部位別に病名・病気用語を辞典のようにまとめてみました。参考にしていただければ幸いです。
 もちろん専門医の診断なしには病名を断定できませんので、身体の不調を感じたら、必ず医療機関で診察を受けるようにしてください。


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低血圧症

血液を身体の隅々まで送り届けるために、心臓は収縮と拡張を繰り返すポンプの役割を果たしています。血圧は、こうして心臓から送り出された血液が血管の中を流れるときに、血管の内壁を押し広げていく圧力です。心臓が収縮するときの血圧が収縮期血圧(最高血圧)、拡張するときの血圧が拡張期血圧(最低血圧)です。低血圧症とは、血圧が正常値よりも低い状態を指しますが、高血圧症とは違って、数値基準はありません。一般的には、最高血圧が100mmHg未満の場合を低血圧といいますが、何も症状がなければ低血圧症とはいいません。

血圧を低下させる原因がわからないものを本態性低血圧症といいますが、痩せ型の若い女性に多く見られます。めまいや倦怠感、動悸、立ちくらみ、冷え症を起こしたり、寝起きが悪くなったりします。

遺伝することが多いようですが、治療法としては、生活習慣の改善や適度な運動を行うことです。心臓病や肺疾患など原因がはっきりしている二次性低血圧症の場合には、原因となる病気の治療が第一です。また、子供や高齢者には、起立性低血圧症が多く見られますが、これは急に立ち上がったときに、血流が下半身に留まってしまうために、めまいや立ちくらみが起こるものです。治療法としては、水分補給や適度な運動を行うこと、自律神経障害の場合には自律訓練を行うこともあります。必要があれば昇圧薬を用います。


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