病気の名前:病名辞典


低酸症とは?☆低酸症


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 病気はいつ罹ってしまうかわかりません。
 身体の不調を感じたとき、それがどんな病気である可能性があるのか、知っておくことは重要です。
 単なる風邪だと思っていたら、重病だったということは往々にしてあるものです。
 そこで、身体の部位別に病名・病気用語を辞典のようにまとめてみました。参考にしていただければ幸いです。
 もちろん専門医の診断なしには病名を断定できませんので、身体の不調を感じたら、必ず医療機関で診察を受けるようにしてください。


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低酸症

胃は食道から送られてきた食物を一時的に貯蔵する袋です。空腹時には縮んでいますが、食物が入ってくるとふくらみ、成人では約1.5リットルもの容積になります。胃の内部は、上から順に、胃底部、胃体部、前庭部に分かれます。胃は空腹の時は動かず、出口である幽門も閉じていますが、食物が入ってくると胃はぜん動運動を始めて食物を細かくしながら幽門へ送り出します。胃底部からは胃液が分泌され、ペプシンと呼ばれる消化酵素がたんぱく質を分解します。胃で消化された食物がペースト状になると幽門が開き、十二指腸へと送られます。

胃酸が過剰に分泌される状態を胃酸過多といいますが、低酸症とは、反対に胃酸の分泌が少ない状態をいいます。さらに、胃酸の分泌がなくなると、無酸症となります。胃酸は口から侵入した細菌などに対する滅菌作用もありますから、不足すると腸炎などが起きやすくなります。

原因は、胃酸を分泌する胃腺が萎縮して起きる慢性胃炎の場合が多いです。

治療法としては、消化を助ける塩酸リモナーデなどを服用します。また胃酸の分泌を促すために、適量の香辛料やコーヒーなどを摂取します。


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