病気の名前:病名辞典


解離性障害とは?☆解離性障害


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 病気はいつ罹ってしまうかわかりません。
 身体の不調を感じたとき、それがどんな病気である可能性があるのか、知っておくことは重要です。
 単なる風邪だと思っていたら、重病だったということは往々にしてあるものです。
 そこで、身体の部位別に病名・病気用語を辞典のようにまとめてみました。参考にしていただければ幸いです。
 もちろん専門医の診断なしには病名を断定できませんので、身体の不調を感じたら、必ず医療機関で診察を受けるようにしてください。


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解離性障害

解離性障害とは、神経性障害(正常な心理の範囲内で理解できるような悩みが、特異な症状となって現れるもの)の一種です。解離型ヒステリーともいいます。人の心には、同一性と呼ばれる一つのまとまりがあり、その人らしさを形成しています。それが、衝撃的な出来事や問題に直面すると、自分の心を分離して対処しようとします。この状態を解離といいます。

具体的には解離性健忘(性的暴行など不快な感情をともなう体験により、一定期間の記憶が途切れるもの)、解離性遁走(激しい苦痛や不快な思いをしたときに、その状況から逃れるために失踪しますが、その期間のことを思い出せません)、解離性同一性傷害(いわゆる多重人格で、1人の人に2人以上の人格が交代で現われます。ある人格がとった言動は、別の人格になったときには記憶がありません。)、離人神経症(自分の存在がはっきりと感じられない、外界がベールを通したように非現実的に感じられるもの)などがあります。

原因は、幼少時に受けた心的外傷と考えられますが、遺伝的要因や神経質の性格などの影響も与えているようです。

治療法としては、精神分析的精神療法を中心に、抗不安薬や抗うつ薬、抗精神病薬などを併用します。


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