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門脈圧亢進症とは?☆門脈圧亢進症


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 病気はいつ罹ってしまうかわかりません。
 身体の不調を感じたとき、それがどんな病気である可能性があるのか、知っておくことは重要です。
 単なる風邪だと思っていたら、重病だったということは往々にしてあるものです。
 そこで、身体の部位別に病名・病気用語を辞典のようにまとめてみました。参考にしていただければ幸いです。
 もちろん専門医の診断なしには病名を断定できませんので、身体の不調を感じたら、必ず医療機関で診察を受けるようにしてください。


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門脈圧亢進症

門脈とは消化器から肝臓へ栄養分を運ぶ静脈ですが、門脈圧亢進症とは、この門脈の内圧が高まった状態です。内圧が高まると、血液が肝臓に流れにくくなり、消化管から上大動脈に流れるルートで血流量が増えて、静脈瘤ができやすくなります。この静脈瘤が破裂して、消化管出血を起こすこともあります。また、肝機能低下によって肝性脳症を起こし、意識障害が生じることもあります。さらに、脾臓の腫れや腹水が生じることもあります。

原因は、大半が肝硬変で、肝臓に血液が流入しなくなり、門脈に血液が滞留して発症します。門脈が詰まる門脈閉塞症や、肝静脈が詰まるバッド・キアリ症候群なども原因と考えられます。

治療法は、食道や胃に静脈瘤がある場合は、破裂を予防するために、硬化療法などが取られます。腹水を改善するためには利尿薬が用いられます。脾臓の腫れが強い場合は、摘出します。


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