病気の名前:病名辞典


特発性心筋症とは?☆特発性心筋症


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 病気はいつ罹ってしまうかわかりません。
 身体の不調を感じたとき、それがどんな病気である可能性があるのか、知っておくことは重要です。
 単なる風邪だと思っていたら、重病だったということは往々にしてあるものです。
 そこで、身体の部位別に病名・病気用語を辞典のようにまとめてみました。参考にしていただければ幸いです。
 もちろん専門医の診断なしには病名を断定できませんので、身体の不調を感じたら、必ず医療機関で診察を受けるようにしてください。


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特発性心筋症

心筋は、心臓の4つの部屋の周りにある筋肉(自分で意識的に動かすことはできません)で、血液を全身に送り出し、また還流させる重要なポンプ役を果たしています。特発性心筋症とは、この心筋に何らかの障害が起きて、心臓の形状や機能に異常をきたす病気です。心筋が以上に厚くなる肥大型心筋症と、心筋細胞の収縮力が低下して心室が拡張してしまう拡張型心筋症があります。

肥大型の場合、半数近くは遺伝が原因と見られていますが、症状としては動悸・息切れなどを起こします。

治療法は、動悸・息切れなどの症状緩和と、不整脈による突然死の予防のために、β-遮断薬、抗不整脈薬の服用やペースメーカーが使用されます。。拡張型の場合、心筋炎の慢性化の他原因不明も多いのですが、症状は息切れ、下肢のむくみなどの心不全の症状が現れます。治療法としては、血管拡張と心筋機能の改善のため、ACE阻害薬やβ-遮断薬、抗凝固薬などが用いられます。


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