病気の名前:病名辞典


薬剤性大腸炎とは?☆薬剤性大腸炎


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 病気はいつ罹ってしまうかわかりません。
 身体の不調を感じたとき、それがどんな病気である可能性があるのか、知っておくことは重要です。
 単なる風邪だと思っていたら、重病だったということは往々にしてあるものです。
 そこで、身体の部位別に病名・病気用語を辞典のようにまとめてみました。参考にしていただければ幸いです。
 もちろん専門医の診断なしには病名を断定できませんので、身体の不調を感じたら、必ず医療機関で診察を受けるようにしてください。


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薬剤性大腸炎

薬剤性大腸炎とは大腸炎の一種ですが、鎮痛薬などの薬剤使用が原因で腸の粘膜にびらんや潰瘍ができて、下痢や下血、慢性貧血、腹痛などが生じるものです。また抗菌薬を服用したことによって腸内の細菌が死滅し、別の病原菌が住み着くことによって急性腸炎を発祥する場合もあります。

原因は、抗菌薬や非ステロイド系消炎鎮痛薬などの服用です。

治療法は、原因となる薬剤の使用を中止することにより、ほとんどの場合自然治癒します。また、抗菌薬の服用により、偽膜性大腸炎を起こすこともあります。これは、大腸の粘膜に黄白色の偽膜ができて、下痢や腹痛、嘔吐、発熱などの症状が起こるものです。原因は薬剤性大腸炎と同様、腸内細菌が死滅して別の病原菌が住み着ことで、治療法としてはやはり原因薬剤の使用中止です。また、新たに住み着いた細菌を殺すバンコマイシンを使用することもあります。


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