病気の名前:病名辞典


多発性骨髄腫とは?☆多発性骨髄腫


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 病気はいつ罹ってしまうかわかりません。
 身体の不調を感じたとき、それがどんな病気である可能性があるのか、知っておくことは重要です。
 単なる風邪だと思っていたら、重病だったということは往々にしてあるものです。
 そこで、身体の部位別に病名・病気用語を辞典のようにまとめてみました。参考にしていただければ幸いです。
 もちろん専門医の診断なしには病名を断定できませんので、身体の不調を感じたら、必ず医療機関で診察を受けるようにしてください。


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多発性骨髄腫

白血球には、顆粒球、リンパ球、単球の3つの種類があります。この中で、リンパ球は免疫機能に関わっています。体内に異物が侵入すると、それに対して「非自己」という印をつけ、自己と区別して攻撃対象と定める役割です。このリンパ球から分化・成熟した細胞を形質細胞といいますが、多発性骨髄腫とは、これが癌化したものです。癌化した形質細胞は、骨髄内でまわりの骨を破壊しながら増殖するため、背中や腰に痛みがあったり、腰椎などが骨折しやすくなります。また、造血機能に障害が生じ、倦怠感や動悸などの貧血症状が現れたり出血が起きやすくなります。

高齢者に多くみられる病気ですが、原因は不明です。

治療法としては、抗悪性腫瘍薬を用いた化学療法や、放射線療法が取られます。形質細胞の腫瘍が狭い範囲に限られる場合や脾腫がある場合には、手術で摘出します。


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