病気の名前:病名辞典


多血症とは?☆多血症


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 病気はいつ罹ってしまうかわかりません。
 身体の不調を感じたとき、それがどんな病気である可能性があるのか、知っておくことは重要です。
 単なる風邪だと思っていたら、重病だったということは往々にしてあるものです。
 そこで、身体の部位別に病名・病気用語を辞典のようにまとめてみました。参考にしていただければ幸いです。
 もちろん専門医の診断なしには病名を断定できませんので、身体の不調を感じたら、必ず医療機関で診察を受けるようにしてください。


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多血症

多血症とは、貧血とは反対に、赤血球の数が異常に多くなる病気です。赤血球増多症ともいいます。頭痛や皮膚の痒み、顔面紅潮、結膜充血などの症状が現れる他、血栓ができやすくなります。血栓ができると、血管が塞がれてしまいますが、それが脳で起こると脳梗塞、心臓の周りの冠動脈で起こると心筋梗塞となります。

原因としては、骨髄の造血幹細胞が腫瘍のように増殖して起こる真性の場合と、赤血球の造血量を調整するホルモン(エリスロポエチン)の分泌が増えて起こる続発性の場合があります。

治療法としては、真性の場合には、瀉血(血を抜き取る)をして赤血球の量を調整します。同時に、骨髄の造血機能を抑制する薬も用います。続発性の場合には、原因となる疾患の治療を行いますが、血栓が生じる場合には緊急瀉血を行います。


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